この記事では内省という言葉の意味やどうして内省をする必要があるのかということについて私なりの考えを紹介しています。反省とは違うんだよということや、他者との関係性の中でどうやって内省をしていくのかといった内容を掲載しております。
はじめに
こんにちは 悩みや不安を前向きな行動に変える内省の専門家のタカシユウトです。
組織論、特に内省についての研究をし、ウェブサービスの開発やワークショップの開催をしています。
このブログでは、日々学んでいる組織論や内省(リフレクション)の実践方法に関する情報、仕事で学んだことを不定期で掲載しています。また、エンジニアとしてキャリアを積んできた経験からITを使った自動化の情報等も掲載しております。
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内省の大切さを知って社会とのつながりの中で前向きに生きよう
みなさん内省(リフレクション)という言葉をご存知でしょうか?
「内省」とは自分自身と対話をして、新たな気づきを得ることだと言えます。
「自分自身がどこに向かっていきたいのか」、「社会に対してどのような貢献をしていきたいか」を捉える意味でも内省はとても重要です。
内省についてあまり詳しくない方も、改めて内省について知りたい方もこの記事を読んで気づきにつながることが一つでもあれば幸いです。
キーワード
- 内省
- リフレクション
- self-reflection
- 振り返り
- 自分と対話
そもそも内省(リフレクション)とは?
そもそも内省(リフレクション)とは何なのかについてもう少し深堀りしてみたいと思います。
「内省」とは自分自身と対話をして、新たな気付きを得ることだと書きましたが、人は新たな気付きをどのように得ているのでしょうか?
7:2:1の法則
「7:2:1の法則」という米国のロミシンガー社により行われた調査結果に基づく考え方が有名です。
7割 : 仕事の経験から得られる学び
2割 : 上司や他者から得られる学び
1割 : 研修や書籍から得られる学び
というものです。
つまり、読書や、研修などから得られる学びよりも、日々の経験や他者の考えをいかに自分自身の学びとして取り込みむかが大きな比重を占めるということです。
反省と内省の違いとは?
では「内省」とは何なのか?
それは、「経験したことに対して問いを投げて、自分自身と対話を行い、新たな意味付けをすること」。
つまり、「気づきを本当の学びに繋げる」ということです。
内省と似ている言葉に「反省」がありますが、内省と反省は実は意味合いが異なります。
「反省」は自分の間違った考えや言動などを振り返り、改めることにポイントが置かれています。一方で、「内省」はそうではなく、自分自身と向き合い良かったことも悪かったこともすべてを活かしながら新たな気付きを得ることにポイントが置かれています。
内省の方がより広い視点で経験を学びに変えようというニュアンスがあると捉えておきましょう。
内省の重要性について?
ではなぜ「内省」が重要なのか。
自分自身の人生を充実したものにするためには、やはり、自分自身がどのような目的を持っていてどのように実現していくのかを考える必要があるのではないでしょうか?
- 自分自身のやりたいこと
- 仲間や家族に対してしてあげたいこと
- 組織や社会に対して貢献したいこと
これらの繋がりを意識しながら内省をすることで自分自身と社会との関係性が明確になってきます。
こうすることで、「自己実現のためには何をしなければ行けないのか」、「現在自分が置かれている状況はどのようなものなのか」といったことが自ずと見えてきます。
その結果、日常の向き合い方が自然とプラス向きになります。
つまり、内省を通じて、社会の中で自分がどのようにあるべきかを考え、理想の状態を描くことができる。そして、内省をすることによって理想の状態に向かっていく力が生まれるということになります。
今の社会は非常にVUCAの時代と言われるように不確実で変化の多い時代と言われていますね。
不確実で変化の多い状況の中でも、「社会と自分との関係性を捉えてどのような振る舞いをしていくことで自己実現を果たせるのか」そして、「自己実現を超えて社会のために役割を果たせるのか」そういったことを常に捉える力が必要ではないでしょうか?
そのような意味で内省はとても重要な役割を担っているんですね。
内省ってどうやって実施するの?
では、内省はどのように実施していくのが良いのでしょうか?
内省についての取り組みは個人でできることもありますが、他者との対話を通じて学びが得られることもたくさんあります。できれば両方の側面で内省できる環境を作っていけると良いですね。
個人で内省を行う場合
紙に書き出すやり方
日記や、ジャーナリングといったやり方で紙の上にアウトプットをしながら行うのがおすすめです。デジタルの世界に入力するのが当たり前になった時代ではありますが、ノートとペンを使って紙の上に書き出すことで余計なノイズがなくなり、創造的に頭を働かせることができるようになります。
▼一日の計画と振り返りを習慣化できる内省ノート

ウェブサービスを使うやり方
アナログも良いけど入力したデータを定期定期に振り返って活用したいという方には私が開発している「リフクラ」というウェブサービスをおすすめします。内省に役立ついろいろなコンテンツが用意されていますのでぜひご利用してみてください。
▼効果的な内省(リフレクション)を支援するウェブサービス

対話を通じて内省を行う場合
1on1や振り返りMTG
会社で行われている1on1ミーティングや複数人で振り返りミーティングを実施することも内省に役に立ちます。対話を通じた内省を行うことで自分では考えもつかなかった視点から気づきを促してもらえることも多く、個人で行う内省では捉えられなかったものに対して気付けるきっかけとなります。
もし、会社で1on1を実施する立場の方は下記の記事もおすすめです。 1on1に対してどういった視点で実施した方がいいのかをまとめた記事になります。
1on1は何のため?

キャリアコンサルティングやコーチングの利用
会社の中の人に仕事やキャリアについての相談がしずらいという人もいらっしゃると思います。そんな時は外部のキャリアコンサルティングやコーチングを受けてみるのもおすすめです。丁寧に寄り添って内省を深めていくために、直接的な利害関係のない相手だからこそできることがあります。
▼キャリアコンサルティングのご相談承ります
是非、個人での内省、対話を通じての内省それぞれを取り入れつつ、自分自身との対話を楽しんでみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。内省についてのまとめです。
- 内省とは「内省とは自分自身と対話をして、新たな気付きを得る」こと
- 自分自身が社会との関係性の中でどのように目的を実現していくかを捉えることに繋がる。
- 個人での内省と、対話を通じての内省により気づきを得られる。
ぜひ、日々の内省を大切にして、より良い一日が過ごしていきましょう。
Appendix(付録)
「内省」について学びが深まるおすすめ書籍
内省とは何かについて基本的な考えを学ぶのにおすすめの書籍です。経験学習モデルという有名なモデルが有るのですがその理解にも役立ちます。
職場のチームでどのように内省について取り組んでいきたいかを学びたい方におすすめです。
リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
内省の重要性についてより理解を深めたい方におすすめです。
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