こんにちは、タカシユウトです。
今日は内省に取り組むことの意義について、お話しをしたいと思います。
内省とは自分に問いかけ対話をし、気づきを得ることであると私は捉えているのですが、なぜその内省をすることに意義があるのか、このことについてお話できればと思います。
もし、内省についての説明をもう少し知りたいという方は前回の動画にて解説をしていますので、ぜひそちらもご覧になってみて下さい。

でははじめて行きたいと思います。
内省、あるいはリフレクションですが、実は経済産業省が提唱している人生100年時代の社会人基礎力の中で中心的なスキルとして扱われるほど重要視されているものになります。
ところで「人生100年時代の社会人基礎力」についてあまり馴染みがないという方も多いと思いますので、少し解説したいと思います。
この人生100年時代の社会人基礎力という概念が提唱された背景には、長寿化が進む現代社会において、個人が長期的に働けることを目指した「働き方改革」をしていくことが求められているという事情があります。
そのような状況の中、個人が長期的に自己成長を図りながら、変化の激しい時代においても柔軟に対応するための能力として「人生100年時代の社会人基礎力」が提唱されることとなりました。
統計的には2007年以降に日本で生まれる子供の50%以上は107歳まで生きることになると言われており、人生100年という言葉が本当に現実味を帯びてきています。
では、具体的に人生100年時代の社会人基礎力の構図を見てみたいと思います。
人生100年時代の社会人基礎力は、「これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義されています。
能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられると説明されています。
これを、もう少し詳しく言うと「どう活躍するか」(目的)とは人生の目的をきちんと明確にしましょうというです。自分自身が何をしたいか、どのような人間でありたいかを明確にすること。自分が何をしたいかを知ることで、将来のキャリアや生活をより具体的に見えるようになります。
そしてどのように学ぶか(統合)は、自分が目指す目標を達成するために、何をしていく必要があるのかを明確にし、それを実現するための計画・行動をしていこうということになります。
最後に何を学ぶか(学び)は
自分が持っているスキルや知識を磨くこと。ここには日頃の学習や実践、経験を通じて、自分自身を成長させることが含まれます。
この3つの視点をもって歩んでいくことで自分の人生を主体的にコントロールする「キャリア・オーナーシップ」が発揮されることになります。
キャリア・オーナーシップを発揮するためには、リフレクション、振り返りを通じて人生のひとつひとつに意味付けをすることが人生100年時代を生きる上で必要とされているということになります。
今日はどうして内省が大切なのか、その意義について人生100年時代の社会人基礎力の内容を踏まえて考えてみました。
次回は具体的にどのように内省を行っていくと良いのかについて解説をしたいと思います。ありがとうございました。
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