こんにちは、タカシユウトです。
今日は内省をする際にどのように行うと良いのかについてお話しをしたいと思います。
内省をする際の取り組み方は人それぞれ色々なやり方があるのですが、今回は私が提唱しているORIMDという内省の方法を使って自分の内面と向き合うためのやり方についてお伝えしたいと思います。
もし、内省についての説明や、内省を取り組む意義について少し知りたいという方は前回の動画にて解説をしていますので、ぜひそちらもご覧になってみて下さい。

では、はじめて行きたいと思います。
内省とは自分に問いかけて対話をすること、そして気づきを得ることを目的として取り組むわけですが、うまく内省をするためには3つのポイントがあると考えています。
1つ目は問いの種類です。
自分自身に問いを向ける際にどのような内容の問いかけをするのか、この種類が大事になります。
2つ目は問いかけの順番です。
問いかけの種類を意識してもその順番を間違えてしまうとうまく自分の内面に潜っていくことができなくなってしまうことがあります。
3つめは問いかけの連鎖です。
こちらは一つ一つの問いと、内省をして言語化した内容の前後関係を意識したうえで関連性のある問いかけを連鎖的に自分に投げかけることが大事になっていきます。
このポイントを押さえて内省をすることで、深く自分自身の内面を探求することができ、心の奥底にある本当の気持ちに到達しやすくなります。
そして先ほどの3つのポイントをもとに整理したものがこのORIMDというフレームワークになります。
様々な内省のやり方が世の中にはありますが、まずはこのフレームワークに沿って内省をするやり方を学んでみていただけると、自分の内面に深く潜っていく感覚を掴みやすいのではないかと考えています。
このフレームワークは問いの種類を事実、感情、解釈、意味、決定の五つに分けて考えるものになっています。
事実は客観的な内容を確認する問いで、「何がありましたか?」のような問いになります。
感情はその時の気持ち確認する問いで「どのように感じましたか?」のような問いになります。
解釈はその状況について理解したことを確認する問いです。例えば「わかったことは何ですか?」のような問いになります。
意味はその状況に対する意味づけを確認する問いで「あなたにとってそれはどのような意味を持ちますか?」のような問いかけになります。
決定は次の行動や選択を決める問いかけになります。例えば、「まず初めに何をしますか?」といった問いかけになります。
続いて、問いの順番、問いの連鎖についてご説明します。
問いの順番、問いの連鎖についてはフレームワークを使って8の字を描くように問いかけをすることで自分自身の内面と深く向き合えるようになっています。
例えば、「イライラしたこと」や、「失敗してしまったこと」などの過去に対しての悩みについて考えたい場合は、左の事実から順番に感情、解釈、意味、決定と進み、そこからさらに決定、感情、解釈、意味、事実と未来の自分を引き寄せるようなイメージで考えていきます。
そして、「自分のキャリアを見直したい」とか、「やりたいことの優先順位を決めたい」のような未来に対しての不安を解消する目的で取り組む場合は右側の決定から入り、感情、解釈、意味、事実と未来の自分をイメージしながら考えていきます。そしてまた事実、感情、解釈、意味、決定と自分に問いかけ、今、どのような行動するべきかを具体的に整理していきます。
このように8の字を描くように順番に頭の中を整理しながら進めていくことで、自分は本当は何がしたいのか、どうありたいのかということがありありと見えてくるようになります。
私はこのORIMDのフレームワークを使ってワークショップを開催しています。実際に手を動かしながら内省に取り組めるコンテンツとなっておりますので、もっと詳しく知りたい。実際に相談しながらやってみたいという方はぜひご参加いただけると嬉しいです。
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また、ワークショップで行っている内容については動画で公開していますので、動画を見ながら自分自身で実際に内省に取り組むこともできるようになっていますのでぜひご利用ください。
今日は内省の具体的な取り組み方について、考えてみました。
もし、勉強になった、参考になったと感じていただけましたらチャンネル登録、高評価をしていただけますと大変うれしいです。
次回はORIMDを使って内省に取り組む際の具体例についてご紹介をしたいと思います。
今回の動画の質問や感想などもお待ちしております。
ぜひ、こういった情報も知りたい、教えて欲しいということがありましたらお気軽にコメントをしていただけると嬉しいです。
以上です。ありがとうございました。
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