ライフラインチャートを使い、自分の人生の推移や方向性を明確にすることで、悩みや不安を解消しましょう。この記事を通して、ライフラインチャートの基本から活用法までを学び、自分自身の人生の振り返りや計画に役立てることができます。
はじめに
こんにちは、内省やリフレクションを通して、悩みや不安を前向きな行動へと導く専門家、タカシユウトです。私は組織論の研究を基盤に、ウェブサービスの開発やワークショップの開催を手掛けています。
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人生の山と谷を可視化!ライフラインチャートの魅力
ライフラインチャートは、自分の人生の軌跡を視覚化する強力なツールです。日々の生活の中で、過去の出来事や経験がどのように現在の自分を形成してきたのか、一目で確認することができます。
ライフラインチャートの基本
ライフラインチャートとは、自分の人生の大切な瞬間や期間を振り返り、それらの充実度や幸福度を点数化して、グラフに表現する方法です。これにより、一目で自分の人生の上下や変化のポイントを確認できるようになります。
タカシユウトのライフラインチャート
私、タカシユウトもライフラインチャートを活用しており、以下はその一例です。
ライフラインチャート私の人生での重要な出来事や感じたことを点数化し、グラフ化することで、どのような経験が私を成長させ、どの時期に大きな変化があったのかを一目で確認することができます。
このように、ライフラインチャートを作成することで、自分の人生の歩みや、それに伴う感情や経験を客観的に振り返ることができます。これにより、未来の計画や方向性を考える際の参考として役立てることができます。
ライフラインチャートとキャリアデザインの密接な関係
キャリアコンサルティングでのライフラインチャートの位置づけ
ライフラインチャートは、キャリアデザインやキャリアカウンセリングの分野で非常に有効なツールとして利用されています。これにより、自分のこれまでの経験や感情、価値観を明確にし、未来のキャリアパスを計画する上での参考とすることができます。
国家資格キャリアコンサルタントとしての経験
私もキャリアコンサルタントとしての国家資格を保有しており、養成講座でライフラインチャートの有効性や作成方法を学んできました。実際に厚生労働省の公式ページでも、キャリアコンサルティングの有効な技法としてライフラインチャートの情報が提供されています。
▽厚生労働省のキャリアコンサルティング技法に関するページ
ライフラインチャートの活用シーン
特に、大学の就職活動を控えた学生や転職を考慮している方々は、自身のキャリアや価値観を振り返るためにライフラインチャートを作成することが増えています。これにより、自分自身を深く知ることができ、より良いキャリアの選択をサポートするための一助となります。
ライフラインチャートを共有し、新たな気づきを得る
ライフラインチャートを他者と共有する利点
ライフラインチャートを完成させたら、自己理解の一環として、信頼のおける友人や家族、そして専門家とその内容を共有することをオススメします。他者との対話を通じて、自分では気付きにくい視点や感じていたことに気づかされることがよくあります。これにより、自分の人生の流れや選択に対して新しい視点や洞察を得ることができます。
キャリアコンサルタントとの相談を活用しよう
キャリアコンサルタントは、あなたのライフラインチャートを専門的な視点で捉え、有益なアドバイスや気づきを提供してくれることが期待できます。現在は、無料から有料まで、多種多様なキャリア相談サービスが存在します。自分のキャリアや未来に関する不安や疑問を解消したい場合、専門家との対話は非常に有意義です。興味があれば、是非、相談サービスを探してみてください。
ライフラインチャートから学べる自己の歴史と未来へのヒント
ライフラインチャートで見える自己の歴史
ライフラインチャートを作成することによって、自身の人生の流れや転機、喜びや挫折などを視覚的に確認することができます。これにより、自分の過去を振り返りながら、その時期の自分の心境や出来事を客観的に理解し、自己認識を深めることができます。
轍を通じてのキャリアの理解
キャリアの語源、馬車の轍(わだち)を考えると、人生の道のりや選択は、まさにこれまでの轍が示す通りです。ライフラインチャートはその轍を可視化し、自らがどのような道を歩んできたのか、そしてどのような道をこれから歩むべきなのかを考察する上で大変有効です。
未来のキャリアへのヒントとして
現代は「人生100年時代」とも言われ、キャリアを自分で形成・切り開いていくことが求められています。この際、過去の経験や学びを振り返ることは、未来の方向性を見つけるための大切なステップです。ライフラインチャートを活用して、これまでの経験を元に、これからの人生やキャリアの方向性を考え、明確にすることができるでしょう。
ライフラインチャートの具体的な作り方ガイド
ライフラインチャートを効果的に作成するための具体的な方法を以下に紹介します。
①人生のエピソードを振り返る
最初のステップは、自分の人生を深く掘り下げて、重要なエピソードや出来事をリストアップすることです。
これを行うために、年代ごとや重要なライフイベントごとにノートや表計算ソフト(例: Excel)を使用して情報を整理すると便利です。
以下の視点を中心に考慮すると、より詳細に思い出しやすくなります。
- 人生でのターニングポイント
- 成果や挑戦の結果
- 心に残る瞬間や経験
- 強烈な影響を受けた出来事
②出来事の満足度や感情をスコアリング
次に、各エピソードの感情や満足度に関するスコアをつけます。スコアの範囲は固定されていませんが、-100から+100とすることで、感情の幅や深さを明確に表現できます。ポジティブな出来事には「+」の評価、チャレンジングや困難な時期には「-」の評価を使用します。
スコアリングする際に、その時の感情や印象を思い出して、正直に反映させることが大切です。例えば、幸福感、興奮、達成感、不安や疑問、失望などの感情を基にして評価します。
③全てのポイントをグラフ化
最後のステップでは、グラフを作成します。
年齢を横軸に、満足度や感情のスコアを縦軸にプロットします。各エピソードに対応する点をマーキングした後、これらの点を線で結びます。これで、あなたのライフラインチャートが完成します。
ライフラインチャート作成用GSSのご案内
Google Spread Sheetを使ったライフラインチャートのテンプレート紹介
手でのグラフ作成も良いですが、途中で新しい出来事を思い出したときや、デザインの修正を考えると、デジタルツールの利用が便利です。
そのため、Google Spread Sheetにてライフラインチャートを作成するためのテンプレートを提供しています。興味がある方は、以下のリンクからアクセスし、シートをコピーしてご利用ください。
★ライフラインチャート専用GSS★ https://docs.google.com/spreadsheets/d/10lwY5dYD78tYQfSvt39xiSnyYfiwVrjygrQ6VHxnTvk/edit#gid=0
オンラインでライフラインチャートを書きたい
オンラインで簡単にライフラインチャートを作成
私たちが開発したウェブサービス「リフクラ」もライフラインチャート作成の機能を新たに搭載しました。
「メニュー > 人生ナビ > 人生の歩み」の順番で進んでいただくと、オンライン上でのチャート作成が可能です。途中での出来事の追加も簡単にできるので、さらに便利に使用していただけると思います。
詳しくは以下のリンクからご確認ください:

まとめ
いかがでしたでしょうか。改めて内容をまとめますと次のようになります。
- キャリアの棚卸しに役立つツール
- 自分の人生を振り返って出来事に点数をつけることで人生を見える化
- ライフラインチャートの具体的な作り方
以上をご説明しました。参考になれば幸いです。 SNSのフォローや問い合わせも大歓迎ですのでぜひお気軽にご連絡ください。
Appendix(付録)
「キャリアデザイン」について学びが深まる参考ページ

「キャリアデザイン」について学びが深まるおすすめ書籍
「目標が持てない時代」のキャリアデザイン 限界を突破する4つのステップ (日本経済新聞出版)
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