悩みが深いときの内省は視点を変えて様々な切り口で考えることがコツ!

内省

この記事では悩みが深いときの内省のやり方について紹介します。もし、悩みを抱えていてうまくないせいができないという方がいましたらこちらの記事を参考にしていただき、悩み解消のきっかけと慣れば幸いです。

はじめに

こんにちは 悩みや不安を前向きな行動に変える内省の専門家のタカシユウトです。

組織論、特に内省についての研究をし、ウェブサービスの開発やワークショップの開催をしています。

このブログでは、日々学んでいる組織論や内省(リフレクション)の実践方法に関する情報、仕事で学んだことを不定期で掲載しています。また、エンジニアとしてキャリアを積んできた経験からITを使った自動化の情報等も掲載しております。

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悩みが深いときの内省のやり方

この記事では悩みが深いときの内省のやり方について紹介します。

内省について詳しく知りたいいう方は先にこちらを御覧ください。

「内省」で人との繋がりを深め、前向きな人生を送ろう
内省とは何か、その方法や重要性について深く探る。個人や職場での実践方法、さらには内省を深めるためのおすすめ書籍やサービスを紹介します。

この記事では悩みが深いときの内省のやり方について紹介します。

もし、悩みを抱えていてうまくないせいができないという方がいましたらこちらの記事を参考にしていただき、悩み解消のきっかけと慣れば幸いです。

悩みが深いときの内省はなぜ難しいのか?

この記事を読んでいる皆さんは悩みがあるときに内省をしてうまく気持ちを切り替えられているでしょうか?

私も最初はうまく気持ちを切り替えることができませんでした。悩みがあるときに内省をすると、無意識のうちにネガティブな方向に向かいやすくなってしまう性質があると思っています。

良い内省と悪い内省って何が違うの?
良い内省とはポジティブな思考につながる内省です。そのポイントは3つあります。 1. Whatを中心に考える。 2. 事実・感情・解釈を分けて考える。 3. ユーモアを加える。 これらについて説明を行います。

こちらの記事で良い内省と悪い内省の違いについてはまとめたのですが、気持ちが落ち込んでいるときには良い内省のやり方について意識を向けることすら難しいのではないかと思っています。そのため、そういったことを色々と考えることをせずにかつ様々な視点で状況を俯瞰的に捉えらながら内省をするフレームワークが必要だと思いセルフリフレクションのテンプレートを用意しました。

このテンプレートは私自身が実際に使ってみて効果を検証したものです。もしかしたら、合わない方もいるかもしれませんが、まずは使ってみていただけると嬉しいです。コメントやフィードバックもお待ちしております。

悩みを切り替える内省の実践方法

今回紹介するフレームワークはこちらの8つです。これらのフレームワークを順番に使って内省をしていくことで自然と自分の視点を様々な場所に切り替えることができ、最終的には気持ちが晴れてくるような設計になっています。(自分自身で効果を検証済み)

  1. 弱みと向き合う - 免疫マップ -
  2. 自分の椅子と上司の椅子
  3. 放置した先にあるもの
  4. 悩みの克服 - 逆説思考と反省除去 -
  5. 三人寄れば文殊の知恵
  6. 虫の目、鳥の目、電球理論
  7. バタフライエフェクト
  8. 余命3年の人生計画

こちらは印刷用PDFのリンクです。ぜひ印刷して紙に書きながら利用してください。

では順番に紹介していきたいと思います。

弱みと向き合う - 免疫マップ -

まずは「弱みと向き合う - 免疫マップ -」です。

免疫マップという考え方はロバート・キーガンという発達心理学の教授が提唱している概念ですが、これをベースにフレームワークを作成しました。

このフレームワークのポイントは改善したい目標を見つめた上で、それを阻害する要因にはどのようなものがあるのかを見つめることです。これによって、なりたい自分とそれを邪魔する自分両方の視点で自分と対話する視点が生まれます。

自分の椅子と上司の椅子

「自分の椅子と上司の椅子」このフレームワークは免疫マップを書いた上で使うことを前提としています。

改善目標に向かっている自分と裏目標に向かっている自分を客観的に捉えるためのフレームワークです。自分自身がどう思っているのか、上司がどのように自分を見ているのか。これを想像しながら対話をすることで自分の立ち位置を客観視できるようになります。

放置した先にあるもの

「放置した先にあるもの」こちらは今感じている恐怖や、不安を未来の視点で考えるためのフレームワークです。 不安に感じているものを放置した結果どうなってしまうのか?それを見つめた上で今取るべき行動を見つめ直す事ができます。

悩みの克服 - 逆説思考と反省除去 -

「悩みの克服 - 逆説思考と反省除去 -」これは逆説思考と反省除去は心理学者のヴィクトール・フランクルという方が掲げている考えになります。

脱線しますが著書の「夜と霧」はフランクル氏がアウシュビッツの強制収容所で過ごした経験をベースに人間の心のあり方について書いた本です。学びが多い本だと思いますので、一度手にとって見ることをおすすめします。

話を戻しまして、このフレームワークでは悩んでいることに対して倍率を変えて考えるということを実践します。そのうえでユーモアを交えてその状況を捉えてみる。そして、今本当にやるべきことは何なのかということを考えるフレームワークです。

悩みが深いときは1回だけ考えるだけでは心のもやもやがあまり解消されないかと思うのですが、3回くらい回してみるとだいぶ心の状態が整ってくる感覚があります。

三人寄れば文殊の知恵

「三人寄れば文殊の知恵」このフレームワークは今、気になっていることについて相談する専門家を3人イメージします。そして3人の専門家が相談内容についてどのように回答するかをイメージし、その答えをもとに自分の判断を見つめるためのやり方です。

虫の目、鳥の目、電球理論

つづいて「虫の目、鳥の目、電球理論」というフレームワークです。 悩んでいるときはおおよそ木を見て森を見ずの状態に陥っていると思います。そういう状況のときに一旦立ち止まり、全体を見通した上でまた目の前の状況を捉え直すというためのフレームワークです。

バタフライエフェクト

「バタフライエフェクト」という言葉はご存知でしょうか?タイムトラベル系の映画とかが好きな方はご存知かと思いますが、過去の小さな行動が未来に大きな変化の影響を及ぼすという意味です。

このフレームワークでは今取り組んでいることをそのまま継続して将来どのようになっているかをイメージします。

余命3年の人生計画

最後のフレームワーク「余命3年の人生計画」は人生の逆算です。逆算と言っても何十年も先のことまで考え抜くのは用意ではないので、3年後に自分の人生が終わると仮定してそこから今の自分を見つめ直すものになります。3年先ぐらいだったらなんとなくイメージがしやすいと思いますし、リアリティのあるものとして捉えることができると思います。


実際の記入例

こちらは私が実際に悩みを抱えていたときに書いてみた内容を一部修正したものです。

どのくらいの悩みの深さだったかと言うと、朝から仕事に向かうのがものすごく嫌でどうしようかと思いつめていたというくらいの悩みの深さです。仕事に向かいたくないという感情は普段はあまりないのですが、この日ばかりはどうしようもない感情に包まれていました。で、そのときにやったリフレクションがこちらです。ちょっと公開するのが恥ずかしいものではありますが、皆さんの約に立ちたいという思いで公開します。

これをやってみた結果、仕事に向かいたくないという気持ちはどこに行ったのか、むしろ普段以上に前向きに仕事に取り組めました。

[記入例] 弱みと向き合う - 免疫マップ -

[記入例] 自分の椅子と上司の椅子

[記入例] 放置した先にあるもの

[記入例] 悩みの克服 - 逆説思考と反省除去 -

[記入例] 三人寄れば文殊の知恵

[記入例] 虫の目、鳥の目、電球理論

[記入例] バタフライエフェクト

[記入例] 余命3年の人生計画

コラム

「虫の目、鳥の目、電球理論」のフレームワークはパナソニック創業者の松下幸之助さんが語った言葉をイメージしています。
とてもかっこいいメッセージなのでぜひ読んでみてください。

(電球をみがいている社員に対して)

この電球は
どこで光っているか知っているか?

子供たちが絵本を読んでいる。
すると、外が暗くなる。
家の中はもっと暗くなる。

そうなれば、
どんな物語も途中で閉じなあかん。

でもな、あんたがみがいている
電球一個あるだけで、
子供たちのドラマは続行や。

あんたは電球を
みがいているんやないで。
子供たちの夢をみがいてるんや。

子供たちの笑い声が聞こえてこんか?
物作りはな、物を作ってはあかん。
物の先にある笑顔を想像できんかったら、
物を作ったらあかんのやで。

子供たちの夢のために、
日本中、世界中にこの電球を灯そうや。

地球の名言(http://earth-words.org/archives/1233) より

まとめ

いかがでしたでしょうか。悩みが深いときは思考がネガティブになりがちだと思います。様々な視点に切り替えながら内省をしていくことで心は晴れていくということを身をもって経験しているので、この記事で紹介したフレームワークがぜひみなさんのためになれば嬉しいです。ぜひ感想やコメントもお待ちしております。

Appendix(付録)

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  • 毎日のリフレクションで未来を引き寄せる方法
毎朝10分の内省(リフレクション)で充実した一日を引き寄せる方法
この記事では毎日の内省の実践的な方法について紹介します。みなさん、内省という言葉はご存知でしょうか? 内省のやり方がいまいちわからない、日常の中で効果的に内省をするためにはどういうことをやったらいいかを知りたい。 こういった方に参考になる情報を提供できればと思っております。
  • 効果的な内省のプロセスとは
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この記事では効果的な内省のプロセスについて考えてみたいと思います。 内省の重要性はわかっているけど、どうやって実践するのが効果的なんだろうと悩んでいるという方に向けて効果的な内省のプロセスについて紹介していきたいと思います。ぜひこちらの記事をご覧ください。

「内省」について学びが深まるおすすめ書籍


つながりの力で自分の人生を生きる ~成人発達理論を実践する5つの旅~

内省のやり方について今回紹介したものとは別の切り口から学びたい方におすすめです。


なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

免疫マップについて理解したい方におすすめです。


夜と霧 新版

フランクル氏の考えに触れたい方おすすめです。

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