この記事ではリフレクションの具体的なプロセスについて私自身の振り返り事例を紹介します。リフレクションをやろうにもどのように考えていけば深く内省できるのかわからないという方は是非参考にしてみてください。
はじめに
こんにちは 内省力発掘ジンジニアのMakiです。
組織論、特に内省についての研究をプライベートで行っており、日々学んでいる組織論や内省(リフレクション)の実践方法に関する情報、仕事で学んだことを中心にブログを不定期で掲載しています。以前は仕事でSREチームのマネジメントを行っていたので、技術的な情報も一部ブログとして掲載しております。
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2021年4月の振り返り
最近ブログの更新が止まっておりましたが、3月の後半から4月にかけて仕事上での変化が大きくなかなかブログの方にエネルギーを割くことができませんでした。今回は久しぶりの投稿ということで私自身の4月の振り返りを載せたいと思います。
リフレクションは私が開発しているReflection Cloudというウェブサービスを使って行いました。現在は無料で利用できるのでもし興味があるというかたはこちらをご確認ください。☟
https://reflectioncloud.achireth.onl/
過去から未来へ
まずは4月に起きた出来事を基軸にしてどのように考えたのかを言語化していきます。
①事実 何がありましたか?
4月は新しい仕事が色々と始まって自分の中で気持ちの整理がなかなかつかない状況が続いていました。特に仕事をしていく中で、周りの人とどういう風に働いていきたいのかを考えながらやっていた期間でした。
②感情 どのようなところに難しさを感じましたか?
難しかったのはコミュニケーションのやり方について難しさを感じました。それはどういうところかと言うと、誰にどんな情報を提供してどんな結果を得たいのかというところをあまりやれなかったかなと思ってます。
③解釈 その経験から学んだことは何ですか?
この経験から学んだ事はやはりまだ傾聴する力が十分ではないのかなということ。どういう風に話を展開していったら、信頼関係を築きつつも実りのある会話をすることができるのかというところがなかなか難しかった。
④意味 あなたにとってそれはどのような意味を持ちますか?
顔が見えない中でのコミュニケーションをしなければいけない場面や、様々なタイプの人と会話する中での難しさがあった。やはり、質問する力がまだまだ足りず、パッと相手に踏み込んで質問するっていうことができなかった。
⑤決定 その経験をどのように活かしたいですか?
コーチング的な関わり方をもっと学ぶ。それによって相手のタイプに合わせて問いかけをすることができるようになり、関係性を構築すると同時にうまく話を引き出せるようになっていきたい。
未来から過去へ
次はどのような変化を起こし、どのような結果になったのかをイメージすることで視界をクリアにしていきます。
⑥決定 新たに始めたいことは何ですか?
仕事をもっとスムーズにやるためにも、様々な人とのコミュニケーション量を増やしたい。
⑦感情 そこにはどのような価値観が影響していますか?
内省の文化を広めていきたいと考えた時に、自分が相手に中にどうやって踏み込むか、そして丁寧に会話を引き出すというスキルが必要なことだと思っている。それをやるためには今はコミュニケーション量を増やして話し方を練習したりとか、相手の立場に寄り添って質問投げかけたりするスキルっていうところを磨いていかなければいけないという風に思ってる。
⑧解釈 そこにあるメリットは何ですか?
自分自身がコミュニケーションスキルとしてコーチングをしっかりできるようになるということは、このアプリの開発にも役に立つし、内省を当たり前の文化にするということに応用できると思ってます。
⑨意味 本質だと思う部分はどのようなことですか?
相手から気持ちよく言葉を引き出すというコミュニケーションがうまくなること。それはコーチングというスキルによって補うことができると思っている。コーチングのスキルを磨くことによってより内省を促すのがうまくなり認知の支援を行いやすくなる。
⑩事実 最終的にどうなりましたか?
今は自分自身でやるセルフリフレクションについて中心に行っているが、それに加えてペアリフレクションとかグループリフレクションをやりたいと思っている。その中でどういう風にアプローチすれが深い内省の効果を発揮できるのかというところでコーチングというプロセスを取り入れたい。それをアプリの方にも反映させることによって誰でも簡単にコーチングのスキルも身に付けることができる、そういうモノを作って展開することに繋がった。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私は普段このように過去から未来へ(事実→感情→解釈→意味→決定)と考えた後に、未来から過去(決定→感情→解釈→意味→事実)へと時間を変えていきながら一つ一つ思考を整理してリフレクションをしています。
このプロセスで考えることで自分の軸を確認し、未来に対してのイメージが強くすることができるのでおすすめです。
リフレクションは自分の言葉で書くことが大事です。文語と口語が混ざったような書き方になってしまいましたが、考えている中でそのまま出てきた言葉を書いたのでこのようになりました。自分自身と対話をしていると考え、頭に沸いた言葉をなるべくそのまま書き出すことがポイントだと考えています。
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リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術
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