【Jenkins】ジョブの中止ができない!と困ったときにやる3つのこと

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はじめに

こんにちはSREエンジニアのMakiです。
この記事ではJenkinsのジョブの実行中に途中で停止させる方法について紹介します。
× ボタンを押したのにジョブが止まってくれない、と困っているときに役に立つかもしれません。

ジョブの実行中止

Jenkinsのジョブを実行した後、やっぱり止めたいなぁとなる場面はちょくちょくあることだと思います。

Jenkins のジョブを中止させるには3段階のステップがあるので覚えておくといざというときに役立つかもしれません。

ジョブの実行を途中で止めるのは下記の3つのやり方があります。

  1. stop (通常のビルド中止)
  2. term (stopが効かなかったときの中止)
  3. kill (term が効かない場合の最終手段)

必ず順番に実行し、killはあくまでも最後の手段だということを覚えておいてください。

では詳しく紹介していきます。

stop

  1. ビルドキューから × を押す
  2. 確認でOKを押す。
  3. ジョブが中止される

通常はこれだけでOKです。

が、問題なのはこの手順でジョブが中断されない場合があることです。

term

termは通常の手順でジョブが終了しない場合に利用します。

  1. ビルドのURLの末尾を /term にしてURLを叩きます。
  2. Retry Using POST を実行するとジョブが終了されます。

kill

term でジョブが終了しない場合はkillです。
killはジョブを強制終了させるものので最終手段として実行してください。

  1. ビルドのURLの末尾を /kill にしてURLを叩きます。
  2. Retry Using POST を実行するとジョブが強制終了されます。

ログは以下のようにHard kill! と出力されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。改めて内容をまとめますと次のようになります。

1. ジョブの実行停止には3種類のやり方がある。
2. stop,term,killと順番に試してみる。
3. term,killはURLから実行可能。

くれぐれもいきなりkillなんてことはしないように気をつけてくださいね。

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