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    「売れる」と「信用が積み上がる」は違うものだった

    「売れる」と「信用が積み上がる」は違うものだった

    タカシ ユウト/ TIELEC代表
    5 分で読める

    まとまりのない文章になる可能性があります。

    でも、最近ようやく言葉にできたことがあるので、書いてみます。


    ずっと引っかかっていたこと

    ここ数年、SNSやnoteを眺めていると、ある種の収益モデルに対して「なんか違う」という感覚がありました。

    情報商材、というほど露骨ではない。

    プラットフォームとしては真っ当に見える。

    でも、そこで売っている人たちを見ていると、どこか引っかかる。

    最初は言葉にできなかったんです。

    「胡散臭い」とも違う。「詐欺っぽい」とも違う。

    でも、何か、違う。

    しばらく考えて、ようやく出てきた言葉がこれでした。

    「この人たち、信用を削ってないか?」


    構造の話

    具体的なサービス名は出しませんが、私が違和感を覚えていたのは、だいたいこういう構造を持っています。

    • 購入前に中身が見えない
    • レビューがアフィリエイトと連動している
    • 「稼げた」という声だけが拡散される
    • 売る側と買う側が循環している

    別に詐欺ではない。

    プラットフォーム自体は中立です。

    運営が悪いわけでもない。

    でも、この構造の中にいると、気づかないうちに「信用を先に消費して現金化する」という流れに乗ってしまう。

    たぶん、そこに引っかかっていたんだと思います。


    「信用を作る場所」と「信用を変換する場所」

    ただ、ここで一つ補足があります。

    私が違和感を覚えていた構造、あれ自体が悪いわけではないんです。

    問題は、使う順番でした。

    あの手のプラットフォームは、「信用を作る場所」ではない。

    「すでにある信用を変換する場所」なんだと思います。

    別の場所で丁寧に信用を積み上げてきた人が使うと、信用は減らない。むしろ強化される。煽らない。高額にしない。売らなくても困っていない雰囲気が出る。

    「売っているのに、この人は売ることが目的じゃないな」

    という余白が生まれる。

    逆に、信用がまだ十分にない人が使うと、信用を前借りするしかなくなる。

    実績がないから、「結果」「数字」「再現性」を盛る。

    盛った期待値で売れると、「これでいいんだ」と思ってしまう。

    結果、歪む。燃える。

    この違いが、ずっと見えていなかったんです。


    フェーズの話

    いくつかの理論を踏まえて整理すると、こういう構造が見えてきます。

    信用構築前:

    外部での実績がまだ薄い。文脈がない。

    だから期待値を盛るしかない。信用の借金経営が始まる。

    信用構築中:

    少しずつ信用が溜まってきている。

    でも「早く成果が欲しい」という誘惑がある。ここで焦ると、迷走する。

    信用構築後:

    外部で検証可能な信用がすでにある。ブログ、実績、仕事、プロダクト。

    その状態で売ると、「隠して売っている」ではなく「まとめて置いている」になる。

    つまり、あの手のプラットフォームは、信用構築後の人が使う道具なんだと思います。

    そのフェーズにいない人が使うと、おかしくなる。


    順番を飛ばす人が目立つ

    私が違和感を覚えていたのは、たぶん、プラットフォームそのものではありませんでした。

    順番を飛ばす人が目立つこと。

    そこに引っかかっていたんだと思います。

    信用を積み上げる前に、変換装置を使おうとする。

    でも変換するものがないから、期待値を盛る。

    内部では評価される。でも外から見ると、何ができる人なのか分からない。

    本人は気づかない。

    なぜなら、内部の評価だけが物差しになっているから。


    自分の価値観の話

    ここまで書いてきて、結局これは「正しい/間違っている」という話ではないんだと思います。

    私の価値観と、合っていない。

    それだけの話かもしれません。

    短期で刈り取る構造が好きな人もいる。

    それで成果を出している人もいる。

    否定はしません。

    ただ、私はそっちに行きたくないな、と思っている。

    その感覚を、ずっと言葉にできなかった。

    今回、ようやく少しだけ整理できた気がします。


    正直、この記事を公開するのは少し勇気がいりました。

    誰かを批判したいわけではない。

    でも、こういうことを書くと、どこかから反感を買うかもしれない。

    それでも、自分の考えをクローズドな状態にとどめておくより、公開したほうがいいと思いました。

    だから、記事にしました。

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