内省を深めるには、どのような問いを投げかけるかが重要です。しかし、適切な問いを作ることは簡単ではありません。
この記事では、ORIMDというフレームワークをベースに、事実・感情・解釈・意味・決定の5つのカテゴリーに分けた100の問いを紹介します。内省を深める際の具体的なガイドとしてご活用ください。
ORIMDフレームワークとは
ORIMDは、内省を構造的に深めるためのフレームワークです。元となるORIDフレームワークに、時間の軸と視点の軸を追加して発展させました。
5つの問いのカテゴリー
- 事実 (Objective) - 客観的事実を引き出す
- 感情 (Reflective) - 感情や反応を引き出す
- 解釈 (Interpretative) - 解釈を確認する
- 意味 (Meaning) - 意味付けを引き出す
- 決定 (Decisional) - 次のステップを引き出す
これらを時間軸と視点軸でマッピングすると、以下のようになります:

学習のプロセス
内省を深めるときは、事実 → 感情 → 解釈 → 意味 → 決定というプロセス(過去からの学習)と、決定 → 意味 → 解釈 → 感情 → 事実というプロセス(未来からの学習)をループさせながら問いを投げかけていきます。

▼ORIMDフレームワークの詳細はこちら
/ja/journal/reflection/effective-reflection-process
ORIMD 100の問い
それでは、各カテゴリーごとに20個ずつ、合計100個の問いを紹介します。
事実を確認する問い (Objective Questions)

目的: 客観的事実を引き出す
- 周囲にはどのような人がいましたか?
- その話は誰がしたのですか?
- どのような場面が印象的でしたか?
- 事実は何だと思いますか?
- 過去にどのようなチームで働いていましたか?
- どのようなポイントに注目しましたか?
- その時の特徴的な会話はありますか?
- 話のポイントとなる部分は何でしたか?
- そのときの反応はどのようなものでしたか?
- そこにはどのような前提がありそうですか?
- その要因は何だと思いますか?
- そこにある要素や条件は何だと思いますか?
- 他に考えられる要因は何だと思いますか?
- 周囲の状況はどのようなものでしたか?
- 周囲の人はどのように関わっていましたか?
- ターニングポイントとなった出来事は何ですか?
- あなたがチャレンジできなかったことは何ですか?
- あなたを動かした出来事はどのようなことでしたか?
- 成功につながった要因はどのようなものですか?
- どのような成功体験がありましたか?
感情を確認する問い (Reflective Questions)

目的: 感情や反応を引き出す
- その時の気持ちはどのようなものでしたか?
- 不安を感じることは何ですか?
- 面白くないことは何ですか?
- 嬉しくなるのはどのようなときですか?
- 混乱していることはどのようなことですか?
- どのようなことが気になっていますか?
- イライラさせるものは何ですか?
- あなたの強みだと思うポイントは何ですか?
- 集中したいポイントは何ですか?
- あなたに勇気を与えてくれるものは何ですか?
- 批判的に感じることは何ですか?
- 10点満点で点数をつけると何点ですか?
- あなたが疑っていることは何ですか?
- 何に感動を覚えましたか?
- うまくいったときにどのように思いましたか?
- どのようなところに難しさを感じますか?
- 行動を躊躇してしまうことは何ですか?
- 恐れていることは何だと思いますか?
- 厳しい状況でもあなたに行動の勇気を与えるものは何ですか?
- そこにはあなたのどのような価値観が影響していますか?
解釈を確認する問い (Interpretative Questions)

目的: どのような理解をしているのか、解釈を確認する
- 問題の根底にあるものは何だと思いますか?
- そこにあるメリットは何だと思いますか?
- そこでは何が推奨されているのですか?
- 新しい視点を与えてくれたものは何ですか?
- 新しく生まれた疑問は何ですか?
- そのときの経験をどのように解釈しますか?
- どのようにその問題に対処してきましたか?
- そこにある価値観はどのようなものですか?
- あなたにとっての失敗とは何ですか?
- 本当に悪いことですか?その理由は何ですか?
- その考え方の背景には何が影響していますか?
- あなたにとっての理想の状態とは何ですか?
- その恐れの先にあるものは何ですか?
- そのように考える理由は何だと思いますか?
- 成功に導いたポイントは何だと思いますか?
- そのように行動する理由は何だと思いますか?
- あなたにとって最も有意義だったことは何ですか?
- その経験から学んだことは何ですか?
- あなたは何をすることができましたか?
- 足かせになるものはどのようなものですか?
意味を確認する問い (Meaning Questions)

目的: 解釈を踏まえて、どのように向き合うのか意味付けを引き出す
- それはどのような面で重要な意味を持ちますか?
- それはどのような変化をもたらしますか?
- フォーカスすべき問題領域は何ですか?
- どのような意思決定をする必要があると思いますか?
- 本質だと思う部分はどのようなことですか?
- どのような変化が必要だと思いますか?
- その他に何を検討する必要がありますか?
- そこにはどのような選択肢がありますか?
- それを考える意味や重要性は何ですか?
- それは人生においてどのような意味を持ちますか?
- あなたは周囲の人とどのように関わりたいですか?
- どのようなチャンスや脅威があると思いますか?
- あなたを駆り立てるものは何だと思いますか?
- どのような使命感を感じていますか?
- あなたはどのような専門性で世の中に貢献したいですか?
- あなたが本当に手に入れたいことは何ですか?
- 最悪の結果とは何ですか?また、何を意味しますか?
- あなたにとってそれはどのような意味を持ちますか?
- その結果はあなたの将来にどのような意味をもたらしますか?
- 他にどのような方法で評価できますか?
決定を確認する問い (Decisional Questions)

目的: 次の行動を促し、未来へのステップを引き出す
- これから何をテーマにしたいですか?
- どのように周囲の人に伝えていきたいですか?
- そのために必要なことは何ですか?
- その経験をどのように活かしたいですか?
- まずは何を決めますか?
- 未来をどのように変えたいですか?
- 一言で表すと何になりますか?
- そこからどのようなことを学びたいですか?
- もう一度やるとしたら何を変えますか?
- 新たに始めたいことは何ですか?
- まず初めに取りたい行動は何ですか?
- どのような決断が必要だと思いますか?
- 共通認識を持つために必要なことは何ですか?
- 今までのやり方と変えてみたいことは何ですか?
- それをどのように応用していきたいですか?
- 最終的なゴールは何ですか?
- そのゴールとはどのようなものですか?
- そこにある話の本質は何だと思いますか?
- それを実現するためにまずは何を始めたいですか?
- その経験や価値観を今後どのように活用していきたいですか?
活用のヒント
これらの100の問いは、内省を深めるための一例です。状況に応じて:
- 1対1の対話で相手の内省を促す
- セルフコーチングで自分に問いかける
- チームの振り返りで場に問いを投げかける
といった様々な場面で活用できます。
重要なのは、ORIMDのプロセスを意識しながら、適切なタイミングで適切な問いを投げかけることです。
まとめ
この記事では、ORIMDフレームワークを活用した100の問いを紹介しました。
内省を促すための問いは無限にありますが、この100の問いが、あなたの内省を深めるきっかけになれば幸いです。
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