まだ形になっていないアイデアを、思考の整理として書いています。実現できるかはわからないけれど、考えるプロセス自体に何か価値があるんじゃないかと思って、記録してみることにしました。まとまりのない文章になる可能性がありますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
AIの時代に、価値が残るものは何か
最近、ずっと考えていることがあります。
AIの時代になって、表面的なコンテンツは誰でも作れるようになりました。ブログ記事も、SNSの投稿も、キャッチコピーも。数秒で、それなりのクオリティのものが出力される。
そうなったとき、消費者は簡単に嘘を見抜くようになると思うんです。AIを使って論文を検索したり、過去の評価やレビューを調べたり。情報の真偽を確かめる手段が、誰の手にもある時代です。
じゃあ、何に価値が残るのか。
本物の思い、心の底から出てきたナラティブなんじゃないかと思いました。
売るために作られたストーリーではなく、その人が本当に大切にしている価値観。苦労して得た気づき。未来に向けた本気の決意。そういうものが、差別化になる。
でも、それを言語化するのは簡単じゃない。
内省とナラティブの関係性
良いナラティブって、きちんとした内省からしか生まれてこないと思うんです。
その人の苦労の体験だったり、未来に向かっての具体的なイメージだったり。そういったものを自分の言葉で、自分の表現で言語化する。その経験がある中で、消費者にとっても魅力的なナラティブが生まれてくる。
私は内省支援ツール「リフクラ」を開発していて、ORIMDというフレームワークを使って人の内面を深く言語化する支援をしてきました。
ふと思ったんです。この知見を、ナラティブマーケティングに応用できないかと。
企業の経営者や事業推進者の内面の成長をサポートしていきながら、その結果としてナラティブが生まれて消費者にとっても良いものとして伝わっていく。そういった世界観が広がっていくんじゃないかなと。
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自分自身で試してみた
試しに、自分自身にORIMDの質問を投げかけてみました。
O(事実): ナラティブマーケティング支援ツールを作ろうと思ったきっかけは何か
R(感情/反応): そのとき、どんな感情を抱いたか
I(解釈): その強みは、自分にとってどういう意味を持っているか
M(意味): これまでの経験の中で、どのような意味を持っているか
D(決定): 何を決めるか、何から始めるか
1問1答で、じっくりと対話を重ねていきました。
不思議なもので、質問に答えているうちに、自分でも気づいていなかった思いが言語化されていくんです。「ああ、自分はこういうことを考えていたのか」と。すっと体に入ってくる感覚がありました。
対話を通じて出てきたのは、「マーケティングのあるべき姿」への思いでした。
表面的な消費者心理をついて売り切るマーケティングではなく、心の底から出てきた思い、そのナラティブをきちんと説明する。それができているかできていないかが、これからの大きな分水嶺になるんじゃないか。
そこをサポートできるツールには、すごく意味があるんじゃないかと思いました。
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本質的な課題に気づいた
でも、シミュレーションをしていて気づいたことがあります。
内省力がないと、薄いナラティブしか生まれない。
ツールを使う人の内省力がある程度育っていないと、このツール単体では全く効果がない。表面的な質問に、表面的な答えが返ってくるだけ。
ここで詰まりました。
もっと言えば、「内省する力がない人が商品開発すること自体、問題なんじゃないか」という問いが浮かんできました。極端な言い方だし、全部がそうだとは思っていません。ただ、その傾向は否定できない気がしたんです。
内省できないということは、「なぜそれを作るのか」が明確でないということ。そういう商品は、結局、市場でも淘汰されやすい。
この課題をどう解決するか。
内省力を育成してからナラティブを作る、2段階のプロセスが必要なんじゃないかと思いました。リフクラで内省する力を育てて、その上でナラティブを作る。エコシステムとして機能させる。
それが、自然な流れなんじゃないかと。
まだ構想段階だけど
正直に言うと、時間が足りません。
良いアイデアと構想はあるのに、実行リソースが圧倒的に足りない。典型的なジレンマです。
まずやるべきことは、リフクラをしっかりと作り直すことだと思っています。今はノーコードで作っているため保守がやりにくく、拡張性にも限界があります。これをLovableに移行して、しっかりした基盤を作る。その上にナラティブ機能を追加する。
遠回りかもしれないけれど、これが正しい道だと感じています。
まだ構想段階だし、実現できるかはわかりません。でも、「内省から生まれる本物のナラティブ」に価値があると信じています。
あなたは、自分の事業や商品に込めた思いを言語化できていますか?
以下、具体的な戦略と実装の話を書いてあります。ご興味のある方はぜひ。