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    AIリライト競争の先に待つものと、私が選んだ道

    AIリライト競争の先に待つものと、私が選んだ道

    タカシ ユウト/ TIELEC代表
    8 分で読める

    まとまりのない文章になる可能性がありますが、最近ずっと考えていることを書き残しておきたいと思います。

    違和感の始まり

    アクセス解析を眺めていて、ふと思ったんです。「AIを使ったリライトが当たり前になったら、この先どうなるんだろう」と。

    これまでもブログを書く人たちは、検索からの流入を確認して、必要に応じてリライトするというのを当たり前にやってきました。私も例外ではありません。

    そこに登場してきたのがAI活用です。本当に情報の整理も、文章の構成も、驚くほどわかりやすくやってくれる。正直、便利すぎて怖いくらいです。

    でも、ここで引っかかったんです。

    一つの検索ワードで順位が上がったら、他社の順位が下がる。そうすると他社もリライトしてくる。そしたらまた自社の順位が下がる。そしてまたリライトする――。

    この無限ループのようなものが、もしかしたら起きるんじゃないか。そして、その先には何が待っているんだろうか、と。

    競争の行き着く先

    考えれば考えるほど、不安は膨らみました。

    多くのサイトが同じようなAIツールで最適化すると、検索結果の上位が似たような構造・表現・情報の記事で埋め尽くされるかもしれない。「AIが最適と判断する形」に、みんなが収束していく。

    そうなると、頻繁な更新が必要になり、コンテンツ維持のコストは上がる。一方で順位は安定しないから、投資対効果は下がっていく――。

    こういう状況に巻き込まれたら、私が大事にしている「自分のペースで書く」という感覚を保てなくなる気がしたんです。

    別のゲームをする

    じゃあどうするか。

    「検索依存を減らして、他のチャネルも育てる」という答えは、理屈では分かります。いろんな選択肢がある中で、私は結局、一方向のコミュニケーションが比較的特徴的なメディアが自分には合っていると感じています。

    書くことに関してはすべて自分のコントロール下におけるし、深く考えたことを時間をかけて言語化できる。そういう場所が、私には必要でした。

    そこで、ある視点にたどり着きました。

    パズルが解けたかのような気持ち

    「結局、ファネル設計の話なのかもしれない」と。

    コンテンツを一生懸命作って、その中で共感してくれる人との関係性を育てる。その人たちに、より深い価値を届ける。そういった構造を作れるか、という話なんじゃないかと。

    この考え方に辿り着いたとき、すっと体に入ってくる感覚がありました。

    トップは、記事で「内省×エンジニアキャリア」に関心がある人との出会いを作る。数は必要だけど、最大化する必要はない。

    ミドルは、複数の記事を読んでくれて、定期的に訪問してくれる人との関係構築。「この人の視点、好きだな」という信頼関係を育てる。

    ボトムは、より深い価値提供。「この人からもっと学びたい」と思ってくれる人たちとの関係。

    この構造で考えると、すべてが繋がりました。

    競争から距離を置く

    AIを使ったリライト競争は、おそらく激化していくでしょう。

    でも、それはトップの話でしかないんです。

    本当に大切なのは、記事の質、一貫性、私という人間の視点や価値観で決まる。だから、過度な競争に巻き込まれる必要はない。

    もちろん、全くリライトしないわけではありません。読者からのフィードバックがあったり、自分の学びが更新されたときには、当然記事も更新します。

    ただ、競合の動きに反応してリライトする、という消耗戦には入らない。

    「競争から降りる」のではなく、「別のゲームをする」――。

    そういう道があると気づいたんです。


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